専門家が集う座談会企画ネタ
高名な研究者や著名な専門家や有識者達を集めて座談会を開催する。
メリットとデメリット
テーマにもともと興味を持っている知識人達はもちろんのこと、アカデミックな知識に興味を持つ
一般人が多いのが長所です。短所としては、わかりにくい専用用語などが座談会の会話に
飛び交うと、一般人には理解できないので、途中で関心を失ってしまうことです。
ですから、会話の内容をわかりやすいものにさせていくのが司会の重要な仕事になります。
企画進行上の注意点
悪気がなくても、その道の専門家や研究者というものは、とかく専門用語を自然に、
そして、頻繁に使いがちです。まして、同じような専門家や研究者が集まっての座談会
ですから、専門用語を使うのが当たり前になってしまうんですよね。。
ですから、進行役である司会者は、座談会が始まる前に、例えば、このように、
「今回の座談会の内容は、このテーマに興味のある一般の方々も数多く視聴、閲覧をしますので、
専門用語は、なるべく使わないで、わかりやすい言葉でのご説明をお願いします。」
と、まず最初に、一言お願いしておきましょう。
ただ、そのようにお願いをしても、専門家同士の会話ですから、ついつい専門用語が自然に
出てきてしまうものです。そのような場合には、ためらわずに、すかさず、
「すいません。今の専門用語は、一般の方々には、わかりにくいと思いますので、
恐れ入りますが、わかりやすい言葉で今一度、ご説明いただけませんか?」
と、お願いをしましょう。冒頭に既にお願いをしていることですので、反感を買わずに済みます。
もともと頭の良い人達なので、2回、3回と続けて、お願いしていけば、次第に専門用語も
使わなくなって、わかりやすい説明をしてくれるようになるものです。
とにかく最初が肝心です。専門用語が、ひとつでも出てきたら、すぐに話に割って入って、
そのようにお願いを続けていきましょう。
【研究者、及び、専門家系座談会の参考例】
LED普及「予想外の早さ」ノーベル物理学賞座談会
★3人の日本人のノーベル賞受賞者による電話座談会の内容です。
天才達の座談会は、やっぱり必見ですね。受賞に至るまでの苦労話や数十兆円の経済効果
があると言われている青色LEDの話、目先の利益しか考えない日本企業への批判など
日本の基礎分野の弱体化への憂いを語っているのが印象的でした。